ガンビットとは
ガンビットは、「もしXという条件がそろったら、Yという行動をする」というルールを、自分で作れる仕組みです。Trustが標準で持っている動き(強化・回復・WSなど)も、実はすべてこのガンビットの組み合わせでできています。
「センチネルを、AutoTankModeがAutoのときだけ使わせたい」「ヴァリエンスとヴァレションを交互に使わせたい」といった、標準にない細かい調整をしたいときは、このガンビット画面を自分で編集します。
画面の構成
Trustメニューから、ジョブごとの画面(Buffs、Debuffsなど)を開くと、右側に次のようなメニューが並んでいます。
| 項目 | 意味 |
|---|---|
| Add | 新しいガンビットを追加する |
| Edit | 選んでいるガンビットの中身を編集する |
| Remove | 選んでいるガンビットを削除する |
| Copy | 選んでいるガンビットを複製する |
| Move Up / Move Down | 一覧の中での順番を上下に動かす |
| Toggle | 選んでいるガンビットだけON/OFFを切り替える |
| Reset | この画面のガンビットを全部、初期設定に戻す(全部消えるので注意) |
| Modes | 関連するModeの一覧・切り替え |
| Shortcuts | ショートカットキーの一覧 |
注意: Resetは、その画面の内容をまるごと初期状態に戻すボタンです。1つだけ消したい場合はRemoveを使ってください。
ガンビットを1つ追加する手順
① Addを選ぶ
対象(Self/Ally/Enemy、つまり「自分」「味方」「敵」のどれに対する行動か)を聞かれることがあります。
② 条件(Conditions)を設定する
「どんなときに発動するか」を決めます。Addで条件を1つずつ追加していきます(条件は複数個、AND条件として積み重ねられます)。条件の種類は、この記事の後半で全部説明します。
③ 行動(Action)を設定する
「条件がそろったとき、何をするか」を決めます。魔法・アビリティ・アイテム使用などから選びます。
④ 保存する
編集画面内にSaveがあればそれを押し、念のため//trust saveも実行しておきます。
//trust save
条件(Conditions)項目 全解説
Addを押したときに出てくる、条件の選択肢を1つずつ説明します。
| 英語表記 | 意味 |
|---|---|
| Active skillchain property. | 現在発生している連携の属性(光・闇など)を条件にする |
| Begins casting a spell. | 誰かが魔法の詠唱を開始したことを条件にする |
| Finishes using an ability. | 誰かがアビリティの使用を完了したことを条件にする |
| Gain debuff. | 誰かが弱体状態を新しく受けたことを条件にする |
| HP <= X%. | HPがX%以下になったことを条件にする |
| HP >= X% and HP <= Y%. | HPがX%〜Y%の範囲内であることを条件にする |
| HP >= X%. | HPがX%以上であることを条件にする |
| Has buff. | 特定の強化状態を持っていることを条件にする |
| Has cumulative magic effect. | 蓄積型の魔法効果を持っていることを条件にする |
| Has >= X runes. | ルーンをX個以上持っていることを条件にする(魔導剣士のルーン管理はこちらが正解でした) |
| Has daze. | 特定のデイズ(踊り子のステップ由来の弱体)を持っていることを条件にする |
| Has debuff. | 特定の弱体状態を持っていることを条件にする |
| Is idle. | 戦闘中でも移動中でもない、何もしていない状態であることを条件にする |
| Is in battle. | 戦闘中であることを条件にする |
| Last skillchain ability. | 直前に発生した連携で使われたWS・アビリティを条件にする |
| Mode is set to X. | 指定したMode(AutoTankModeなど)が特定の値になっていることを条件にする |
| Number of times spell has been resisted. | 特定の魔法が耐性で失敗した回数を条件にする |
| Performs an action. | 誰かが特定の行動を実行したことを条件にする |
| Readies an ability. | 特定のアビリティのリキャストが明いたことを条件にする |
| Skillchain step. | 連携の何段階目かを条件にする |
| Skillchain window. | 連携を継続できる時間内かどうかを条件にする |
| Target distance <= X yalms from player. | ターゲットとの距離がXヤルム以内であることを条件にする |
| Targeting mob with name. | 特定の名前の敵をターゲットしていることを条件にする |
これまでの記事で見てきたガンビットも、この組み合わせでできていました。例えば、
- センチネルの条件:
Is in battle(戦闘中) +Sentinel is ready(≒Readies an ability) - フラッシュの条件:
Mode is set to X(AutoTankModeがAuto) +Is in battle - ヴィヴァシャスパルスの条件:
HP <= X%(30%以下) +Has >= X runes.(ルーン3つ以上)
という形で、今回訳した項目を実際に使っていたことになります。
実践例:「ヴァリエンスとヴァレションを交互に使う」を組んでみる
やりたいことは、片方を使ったら、もう片方の効果がある間は同じ方を使わせない、という制御です。この例は、ヴァリエンスとヴァレションが、ゲーム内で別々のバフ名として扱われていることを前提にしています。実際にログで「Faoiは、ヴァリエンスの効果がきれた」のように個別に表示されることが確認できたので、この前提で問題なさそうです。
- 既存の「ヴァリエンス」「ヴァレション」の2つを、それぞれ
Removeで削除する(デフォルトのままだと、条件なしで両方発動してしまうため) Addで新しく「ヴァリエンス」のガンビットを作り、条件にHas >= X runes.(3)を追加- 続けて
Addで条件を追加:Has buff.→ ヴァレションを選ぶ - 追加した条件を選んだ状態で
Invertを押す(「持っている」を「持っていない」に反転) - 同じように、「ヴァレション」のガンビットも新規で作り、
Has >= X runes.(3) +Has buff.(ヴァリエンス、Invertで反転)を追加
これで、「ヴァレションがかかっていないときだけヴァリエンスを使う」「ヴァリエンスがかかっていないときだけヴァレションを使う」という、交互発動に近い動きになります。既存の条件(ルーン3つ以上)は残したまま、条件を1つ追加する形です。
注意事項
Trustを含むWindowerアドオンや外部ツールの使用については、利用環境やゲーム側の規約等をご自身で確認したうえで、自己責任でご利用ください。ガンビットの編集は自由度が高いぶん、条件を組み間違えると意図しない動きになることがあります。編集後は//trust statusや実際の戦闘ログで、狙った通りに動いているか確認しながら進めてください。
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